2015年10月9日に出かけてきました。
(基本データ)
名称:西陣織会館(にしじんおりかいかん)
住所:京都市 上京区堀川通今出川南入竪門前町414
TEL: 075-451-9231
開館時間:9:00~17:00
休館日:年末年始(12/29~1/3)
料金:無料
駐車場代:30分150円
所要時間の目安:40~60分
アクセス
巨大な紋様を作れる空引機にビックリ!
こちらは西陣織会館正面入り口。
外見は普通の商業ビルみたいでパッとしません。
こちらは1階。
広々とした空間です。
京菓子などの京土産の販売をしています。
こちらは空引機(そらひきばた)。1873年、ジャカード機が導入される以前に使われていた機で、二人が共同で紋様を作り上げる手織機です。とてつもなく大きいです。
日本には、約80の染織産地がありますが、西陣は日本最大の織物産地です。
洋式の織物技術を取り入れて発展 !?
西陣織の起源は平安朝創設以前。
今から500年ほど前、東西に分かれて戦われていた応仁の乱の後、西軍が陣を構えていた一帯で盛んに織物をしたことから西陣という名になったとのことです。
明治に入ると一度は衰微しますが、その後、洋式の織物技術を取り入れたりしたことで西陣は生まれ変わり、今日まで発展し続けてきています。
では会館の2階へ行ってみましょう。
2階に入ってすぐのところに、こんな絵が。男の人が織ってますね~。
2階にはフロア全体にショップが広がっています。
店内は観光客でいっぱいです。店内の外国人比率がとても高いです。
それなりの値段のものもありますが、意外だったのは300円前後のものも多くあったこと。
ここなら修学旅行生でも安心して買い物ができる場所です。
私は、あちこち行っているわりにほとんど買い物をしないんですが、つい、この名刺入れを買ってしまいました。なんと756円です。
仕事の時などでも、ここから名刺を出したらオシャレと思いません?
しかし、ここはお買い物をするためだけのフロアではありません。
興味深い!手織りの実演や蚕見学
フロアの奥では、手織りの実演もしておられました。
また、繭から糸を紡いで織り物として出来上がるまでの工程を見ることもできます。この工程については、写真撮影NGです。
蚕については写真どうぞ、とのことでしたのでパチリ。
こちらは小さな蚕。
こちらは大きくなって太った蚕です。
蚕は何度も脱皮を繰り返して大きくなります。
繭とは、さなぎの時に体を包み込んで保護する覆いのことです。
蚕は桑の葉を食べると、口のすぐそばにある吐糸管(としかん)というところから糸を吐き出します。約2昼夜にわたって吐く糸の長さは1300~1500メートルだそうです。
絹織物一反(700g)をつくるには、蚕が約2,700頭、繭が約2,600粒も必要になるとか。
様々な織物体験も楽しめる!
さて、このフロアでは実際に様々な体験を行うこともできます。
手織体験は、一般2,000円。約20cm×30cmのテーブルセンターが作れます(制作時間は約40分)。まゆクラフト体験は565円から(制作時間は約20分)。その他、オリジナルマフラーなどいろいろなものが作れるので、事前に予約をしてください。
さて、そうこうしているうちにきものショーの開催時間間近となったので、1階中央にある会場へと向かいました。
これは感激!間近で本格的な着物ショーを楽しめる!
間近で着物ショーが見られるなんて感激です。
せっかくなので遠慮せずに、最前列から撮影させていただくことにしました。
華やかなショーが始まりました。ここからは、どこまで画像を引き延ばしたらいいか分からないので小さな画像で失礼します。
ショーで出演されている方たちは、緩急をつけてステージを回られるので、シャッターチャンスもつかみやすいです。
あっという間に15分ほどのショーが終わってしまいました。
西陣織会館はなかなか楽しめる場所でした。
海外からお客さんが来られた時には、ぜひともお連れしたいところです。
いえいえ、日本人観光客でも、京都へ来たからにはここは必見の場所かも。