2016年4月15日に出かけてきました。
今回は祇園から清水寺方面へ抜ける道、「ねねの道」へ行ってきました。
とても味わい深いエリアです。
まず「ねねの道」への行き方ですが、八坂神社の境内を通り、南楼門を起点にすると分かりやすいです。
南楼門の先には鳥居があります。
鳥居のすぐ前にも通りがあるのですが、その1本先のこの細い通りを通っていくと近道になります。
100メートルほど進むとこのような道標が。
右へ向かうと高台寺・清水寺、左へ向かうと円山公園・知恩院方面。
高台寺・清水寺方面へ進みます。
ここからが、ねねの道です。
「岡林院」はこちら、とありますね。今回行きそびれてしまいましたが、岡林院には「三地蔵」があるようです。
こちらが「東山路傍の触れ仏マップ」。
同じマップを、後から紹介する「高台寺案内所」で手に入れることができます。
「仏様のさわり方」についても説明書きがあります。
仏様は、右手もしくは両手で触れてください。
背の高い仏像は台座に触れてください。
とのことです。
ねねの道に沿ってすぐのところに、「布袋(ほてい)」がありました。
布袋は中国の禅僧。弥勒菩薩(みろくぼさつ)の化身といわれ、豊かな人生を与えてくれるとされています。
布袋の数十メートル先には、大黒天(だいこくてん)があります。
ご存じ、七福神の一人で福の神様です。金運を上げたい方は右手もしくは両手で撫でるといいようです。
大黒天の隣の門からは、「ねねの小径」が続いています。
大きな通りは「ねねの道」ですが、こちらは「ねねの小径」です。
「ねねの小径」については別記事[ねねの小径へ行ってきました!(ねねのこみち)]でまとめていますのでご覧ください。
ねねの道をまっすぐ進むと通りに面して「高台寺案内所」があります。
マップの他、この近辺の様々な旬の情報も得られるのでぜひ立ち寄ってください。
ねねの道をさらに先へと進みます。
左手の高台には高台寺公園があります。
高台寺公園は広場のようになっています。
ねねの道に沿って進むと、「摩利支天(まりしてん)」があります。
護身・得財・勝利などのご利益があるそうです。
ねねの道の端まで来ると、大通りの交差点へ出ます。
交差点の正面から続く細い路地が「一念坂」です。
一念坂を抜けたところにあるのが「二年坂」。
二年坂の先に三年坂、別名産寧坂(さんねいざか)があり、清水寺へとつながります。
さて、先ほどの「高台寺案内所」まで戻り、今度はそこから坂道をのぼって高台寺方面へと進みます。この坂は「台所坂」と呼ばれています。
坂をのぼったところにあるのが天満宮。
ねね様が信仰された天満天神(菅原道真)をお祀りしており、このお堂の周辺を3回廻ると、願い事が叶い、悪いことが去るといわれています。
天満宮の前には牛が。
牛は天神さまのお使いで、身体の調子の悪い部分を持っていってくれるそうなので、悪い部分と同じ場所に右手もしくは両手で触れるといいそうです。
天満宮の周りには、マニ車がぎっしり。マニとは宝石のことを意味します。
マニ車の中には般若心経(はんにゃしんきょう)が入れてあり、1回まわせばご利益を受けられます。健康、長生き、その他願い事のある人は、マニ車を右手でまわしながら時計回りの方向に歩くといいようです。
上記で紹介したもの以外にも、このエリアにはたくさん見どころがあるので、マップ片手にあちこち散策してください。